ここではできるだけ簡単にできる絵付けの方法を紹介します。
簡単と言っても絵付けには電気窯が必要ですので、電気窯はあるが絵付けは難しそうで躊躇している方やこれから絵付けをやってみようと思っている方、絵付けとはどんな方法なのかを知りたい方が対象になります。
今回は花びらをエナメルで彩色します。必要なものは下記の内容です。
ライトボックス(木箱で作れば2千円程度で作れます)
筆(安物の平筆と面相筆の2本があれば良い。最初は高価なバジャーブレンダーなどは必要ありません)
エナメル顔料・溶剤(溶剤は水や酢でも可)・アラビアゴム(定着を良くする)
まずはガラス板の上で顔料にアラビアゴムを少量混ぜ、溶剤(または水・酢)でよく練り合わせます。
粒子が粗い顔料はグラスミューラーを使用しますが、最近の顔料はパレットナイフで十分です。
次は練り上がった顔料で彩色します。彩色と言ってもステンドグラスの絵付けは影とラインの描きいれが多くなります。影は平筆を使ってぼかすようにします。そんなに難しい作業ではありません。
顔料は簡単にふき取れますので何度もやり直しできます。ラインも影も上手に描くのは練習するほかはありません。
上の写真にあるガラス片は事前に作成した色見本です。
影付け・ラインの彩色が終わったところです。今回の木立ダリアの花びらは重なった花びらの部分は色が濃くなってますので彩色することにしました。
下の写真は不灯時の様子です。
次は電気窯で焼付けます。顔料のエナメルやグリザイユは焼付け温度が記されていますので、その温度に窯を設定すれば問題なく焼き付けられます。
今回は600度ですが、この設定温度は窯の種類によって自分で研究するしかありません。
ステンドグラスに絵付けを取り入れるとリアル感がまして違った雰囲気の作品ができます。
まずは費用をかけないで筆二本で試してみてください。その後本格的に始めたいと思った方はそれなりの道具をそろえることをお勧め致します。
群馬県桐生市新里高泉469-36
武蔵野S・K
TEL: 0277-46-9509
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